ゲコとは・・・
GECKO(ゲコ・ゲッコー)とは日本語でヤモリを意味します。
日本でヤモリは害虫を食べてくれる事から「家を守る幸せの象徴」とされてきました。
「家守・屋守」と書かれる事もあります。
ヤモリは陸を移動する爬虫類で、トカゲやカメの仲間だそうです。カサカサで目はするどい様です。
よくイモリと間違われますが、イモリは井戸を守る「井守」。水辺に棲む両生類です。田んぼや井戸の害虫を食べてくれます。
イモリの方はフグと同じ「テトロドトキシン」という毒を持っていて、
それを他の生き物に知らせるためにお腹が赤くなっています。
ちなみに皮膚を細菌から守る為の微量の毒で、人の目などに入ると危険を及ぼすそうです。
また「富の象徴」ともいわれます。
電気があまり普及していない時代にも電気を灯せていたお金持ちの家の灯りに寄ってきた事から、
家が繁栄する守り神とされていたそうです。
モチーフの意味由来には日本の時代背景が隠れていますね。
ヤモリモチーフに込められた意味
人家に住み着く事から「知恵」「適応性」、
尾を切っても再生する事から「再生」「復活」
の意味ももちます。
ハワイでのGecko(ゲコ・ゲッコー)
ハワイのいたるところでヤモリモチーフが見れます。
有名な物ではハワイのトップメーカーの地ビール「KONAビール」のロゴマークはgeckoです。
なぜ、KONAビールのロゴマークはこの「ゲコ」なんでしょうか。
1994年、コナビール会社はオレゴンに住んでいた‟キャメロン・ヒーリー”という方と
その息子さんの‟スプーン”に拠って創立されました。
彼らはハワイにあまり有名な地ビールがなく友人からの「ある」お話によって
「ゲコ」に決めたそうです。
実は、ゲコは、ハワイでは「AUMAKUA(アウマクア)」という守り神の化身といわれています。
アウマクアとは、ハワイには家系を守る守護神がついているという信仰があります。
先祖の魂とも考えられていてウミガメ、フクロウなどの動物だったり、
自然現象だったりと、アウマクアはこの世に姿を現しメッセージを送ってくれるそうです。
そしてゲコは、幸運や幸せの象徴として親しまれています。
これを聞いたキャメロンは大変興味深く感じ、
“守り”の神で“幸運”や“幸せ”の象徴はビジネス的にもピッタリだ!!!
と、思ったのがきっかけだったと言われています。
ハワイの守り神と言われるだけあって、この会社も大成功しているようです。
ハワイではホヌに次ぐ人気の生き物モチーフですが、ホヌの見た目のかわいさの陰に隠れてしまっています。
意味を知って身に着けてみると、いつも守られている様な、不思議な自身が付きそうですね。
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